初代会長 自己紹介

環境ボランティア団体
カラモリ会
カラモリ会の活動は、地球環境を守るための新しいエコ活動として、新聞やラジオなど各マスコミでも取り上げられております。また、行政のご理解も頂き、期待も高まってまいりました。
 2008年(平成20年)12月8日  信濃毎日新聞  7面(特集)

信毎 カラモリ会 冬野菜教室
2008年(平成20年)12月208日  信濃毎日新聞
信濃毎日新聞


チェンソー初心者教室
 

楽しい薪取り作業! 
薪をタダで欲しい方は、一緒に薪取りをやりましょう! 楽しいですよ。
山仕事は生まれて初めてというYちゃん。でも、なかなかどうして、サマになっていますよ。

平成21年2月16日の月曜日、会員の皆さんは朝9:00に「あぐりの湯」の駐車場に集合しました。初顔合わせの方もおりましたが、すぐに打ち解けました。中には山仕事は初めてという女性の方もおりましたが、でもご覧ください。薪を下まで投げるときの皆の楽しそうな顔、顔、顔。ある年配の男性は、「ボーリングより面白いよ。お金はかからないしね」と興奮気味でした。

参加者のひとりTさんは、薪ストーブの他にお風呂まで薪を利用するとあって、年間に軽トラック10台以上の薪が必要とのこと。でも、カラモリ会に入会したおかげで薪集めが楽になりました、と大喜びでした。

今回は正味4時間の作業で、軽トラック7台分の薪が確保できました。帰りには皆で山分けです。そうなんです。ズクを出せば、薪はタダで手に入るんです。
お昼は「あぐりの湯」でおいしいおそばやラーメンを頂き、帰りにはお風呂に入ってきました。

「あぐりの湯」からは、本日の作業した場所がよく見えました。作業した部分はきれいに片付いておりました。ここは小諸市でも倒木の処理に困っている場所です。なんだか、社会貢献をしたみたいでとても気分が良くなりました。



炭焼き教室・竹炭教室
竹炭教室のひとコマ。炭焼き名人の中島さん(80歳)は「竹炭は姿を残して焼くのがとても難しい。色々工夫が必要なんだよ」と言う。器用で研究熱心な中島さんだからこそ出来る技です。

中島さんはいまだに強いタバコを吸い、酒も若い者には負けません。昔から炭を焼く人は長生きをする、と言われておりますが、まさに中島さんは健康そのもの。体格もがっちりしていて音声にもドスの効いた迫力があります。しかも記憶力がバツグンで、60年も昔に仕事で交流した人々の名前もバンバン出てきます。連合国軍最高司令官 ダグラス・マッカーサー元帥が厚木飛行場に降り立った時は、ちょうど関東方面に炭を運んでいた日と重なったそうです。木炭車が当たり前の時代、東京に行くには20俵の炭を積まなければ往復出来なかったそうです。その場合の炭は出来の悪い生焼けのような炭の方がパワーが出たとのこと。
その他にも、貴重で面白い話しが沢山聞けました。次回の勉強会にも、多くの皆さんのご参加をお願い致します。

                         

森の学校プロジェクト
森や田畑を通じて、あなたが中心になって「森の学校」を立ち上げてみませんか?
幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校、大学、民間企業、行政機関、寺院などにおいて、人づくりや人の輪を広げる活動が成果を上げております。たとえば或る小学校では、学級崩壊寸前のようなクラスが、森の中での課外授業に積極的に取り組むことにより、生き生きとしたクラスに生まれ変わったそうです。狭い教室や社屋の中にばかりにいても気は滅入るばかりです。「偉大なる教師は大自然の中にいる」という言葉もあります。当カラモリ会でも、ソフト面、ハード面で微力ながらお手伝いができれば嬉しいです。どうぞ、思い立ったらお電話ください。

山が荒れると畑が荒れ、やがて人々の心も荒れてしまいます

「ズク」が地球を救う!

豊かな森と水を守るために、あなたも
カラモリ会に入会しませんか? 農業、林業、心の癒し、親子や仲間とのふれあい、環境保護などに興味のある方は気楽にご参加ください。

[カラモリ会の切実な思いとは‥‥]
 自分の山を持っている人々でさえ、山林を放ったらかしにしている人が多い。それは、外国の木材の方が安いので自分の山林なんて価値が無いと思っているからではないでしょうか? あるいはまた、便利過ぎる世の中になってしまったために、人間そのものが「面倒臭がり屋」になってしまったのもひとつの要因かもしれません。目先の損得勘定ばかりに囚われている人にとっては、「山の手入れ」なんていう行為は時間の無駄の最たるものなのでしょう。

 しかし山を放置しておきますと、当然ながら木と木の間が混んできます。下草が容赦なく茂り、ツルが木に絡みついてきます。まさに、真綿で首を絞めるがごとく、未来を託された木々が次々と死んでいくのです。

 うっそうとした森の大地には、太陽の光が届きません。木々の成長は止まり、貧弱な姿が痛々しく映ります。根は浅くなり、中には自力で立っていることすら出来ずに倒れてしまう木もあります。建築材として立派な大木になる夢を見ながら、はかなく一生を終えてしまう木々が、今この瞬間にも存在することを私たちは決して忘れてはなりません。
 山林が弱々しくなると、山に水を貯める力が無くなり、水不足の原因になります。大雨の時などは土砂崩れなどの災害も引き起こすでしょう。田畑にも悪影響が出ることは容易に想像できます。

 山が荒れると田畑が荒れます。田畑が荒れると人の心まで荒れてきます。「地球環境の保護」といった壮大なプロジェクトも、結局は我々の心の有り様が命運を握っているといっても過言ではないでしょう。

 思いを同じにする人々が世界各国で増えてきたせいでしょうか。近年、森林をとりまく状況が変わってきました。世界中で環境保護の気運が高まり、外国の木材の伐採も段々に規制されるようになりました。そうなると輸入木材は、今後どんどん値上がりしていくことでしょう。さあ、そうなると私たちの山々が貴重になってきます。カラマツだって、太くてまっすぐな木は建築材としても家具材としても本当は大変に価値があります。今後は適正な値段で売り買いされる時が必ずくるでしょう。

 しかしそのためには、山林の手入れが欠かせません。成長の悪い木を切り倒し、根元までお日様の陽を入れてあげるのです。その作業のことを「間伐(かんばつ)」というのですが、それにはチェンソーが必要になってきます。昔は斧(おの)やのこぎりで切ったのですが、今はチェンソーという便利な道具があります。チェンソーで大木を倒しているような時は、男のロマンを感じる瞬間でもあるのです。

 ただし、チェンソーには危険も伴います。ですから、その道のプロフェッショナルを招いて正しい使い方教室を開くのも、私たちカラモリ会の活動のひとつです。男性でも女性でも、あの爽快なエンジン音をぜひとも味わってみてください。汗にまみれて広大な大地の中で仕事をすると、「あ〜、生きてるな〜」という思いを実感します。パソコンや組織に支配されていると、人間の脳ミソはストレスにさらされ、硬直し、みずみずしさ失います。たまには大地の中で開放させなければ、身の破滅につながってしまいます。人間は大地の中で育まれてきた生き物です。山や畑から人間が遠ざかってしまったら、空虚な経済活動に翻弄され、結局は人類滅亡の道をたどるしかありません。

 昔は多くの人々が山や畑で作業をしておりました。昔の人々の多くは、「
ズク」がありました。「ズク」というのは信州の方言ですが、「やる気、根気、こまめな行動力」といった意味です。「あの人はズクがある」というのはとても良い褒め言葉なんです。そして、この「ズク」を皆が出すようになれば、放置されている山の間伐材も片づきます。畑も作物や花でいっぱいになります。

 親子のふれあいも多くなり、子供が生き生きしてきます。お父さんが歯を食いしばってチェンソーを操る姿を見れば、お父さんの評価も上がります。子供は薪割りで汗をかくようになり、野性味が身につきます。お母さんが無農薬で育てた野菜で料理を作れば、家族は風邪をひかなくなり、元気になります。

 それに、薪ストーブを焚くと良いことがいっぱいありますよ。家の結露もほとんど無くなり、カビやダニの発生も大幅に抑えられます。柱が結露で腐るといったことも激減しますので、家は長持ちします。私の経験では、風邪もひかなくなりました。特にカラマツストーブは吸い込みが良いので、風邪菌がみんな吸い込まれてしまうのかもしれません。

 机の上の勉強を「あーだ、こーだ」言う前に、今の子供たちがお年寄りになるまでの何十年間という間、元気一杯に生きていられる「本当の力」を身につけなければなりません。それには皆が「
ズク」を出し、ちょっと不便な生活を楽しむことが大切だと思います。もしかしたら「ズク」が地球を救うかもしれませんね。

 もう、親子間の殺人事件や、食物汚染のニュースは聞きたくありません。小学校で成人病が蔓延している話しや、大麻、覚せい剤などの話しもうんざりです。畑の草むしりひとつ体験が無く、マネーゲームに明け暮れている亡国の輩、人間を使い捨ての消耗品としか思っていないような企業家の腐った精神なども何とかしなければなりません。人間は賢いのですから、もうそろそろ、「本当に大切なこと」に気がついても良い頃だと思います。

 「カラマツストーブ」という名前を会の名前に使った理由は、山や水を守る
象徴としてピッタリの道具だったからです。いままで厄介者扱いされていたカラマツの間伐材。しかし実はカラマツの薪は最高の薪だったんです。それに耐えられるストーブが無かったというのが本当の話しなのです。

 カラマツ林は宝の山だった、ということがわかれば、皆が山と積極的に関わるようになります。そうなれば、畑もにぎやかになってくるでしょう。多くの人々に、「自分の力で安全な野菜を作ろう!」という気運が生まれてきます。そうなれば遊休農地はどんどん減り、あらゆるエコ活動や食育の普及活動も盛んになることでしょう。まさに「カラマツストーブ」はエコ活動や食育の原点になりうる存在。だからこそ、会の名前に起用したわけです。

 行政の皆さんも、我々のような民間活力と大いにタイアップしながら、地域発展のために「知恵とズク」を出していきましょう。今後ともよろしくお願い致します。   
                                                カラモリ会初代会長 依田明善

●チェンソー初心者・中級者・上級者教室 ●炭焼き教室・竹炭教室 ●安全野菜作り教室(有機減農薬栽培)

(不耕起栽培)(無農薬・無施肥栽培)(冬場の野菜作り教室)など ●そば作り、そば打ち教室 ●稲作教室 

など、参加されたい方はどんどんご入会ください。良い講師の皆さんを厳選し、他では得られない実のある教室を企画して参ります。お楽しみに!

入会も自由、退会も自由、年会費も無しの気楽な会です。汗をかいたあとは大人も子供も楽しい食事会などで盛り上がりましょう! 人間関係の輪が広がります


       

 連絡先 0267-82-5405
             

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