このアングルからの眺めが一番好きかなー。
タンクの流麗なライン。張り出すエキパイ。
それと繋がる太いマフラーと、やはり太いリアタイヤ。
テールランプのクリアーってのは…好みが分かれるところ。
実際レッドにしちゃってる人も多いみたい。
2:このバイクは【鼓動】がウリなのだから仕方が無いのかもしれないけど、ミラー…ぶれます。加速中なんかは全然ダメですな。気が付くとスピードが出てるバイクだから…白黒ツートンの車や回転するライトが付いているバイクには気を付けなきゃ。
自制心も必要かな。
ついに買っちゃったよ、MT−01!! (*゜ ∀゜ )=3ムッハー
これは市販車。
こっちはモーターショー出品車。
'99年の東京モーターショーでヤマハから参考出品されたスタイルを見たときには“なんてカッコエエんじゃ!!!”と、かなりハートを鷲掴み状態だったのだけれど、その当時はこのバイクが本当に市販されるだろうなんて事は思わなかった。またコンセプトモデルかなぁ、と。こんなの街走れねーだろ、と。
Buellと似通った構成だけど、こっちの方が洗練されたデザインに思えた(Buellオーナーの方、ごめんなさい。LIGHTNING
XB12Ssとかカッコイイと思うのよ、ホント。)。
それから6年の歳月が流れ、僕もあまりバイク雑誌を買わなくなっていた去年、ふとコンビニで雑誌を眺めていたら…本当に市販されるじゃないの!!
開発コンセプトは【鼓動】。あの“鼓童”をイメージキャラに使っちゃってるし。僕と太鼓つながりじゃ(笑)。
Vツインの鼓動を太鼓になぞらえるなんて…まぁ上手いイメージ戦略かもね。欧米人には太鼓ってエキゾチックでキャッチーなんだろな。
んで、アメリカ向けの「Road Star Warrior」のエンジンを大改修。OHVの空冷Vツインというレトロなエンジンを、足回りやフレームその他は最新の技術で包み込んだマシンが誕生した。
YAMAHA MT-01 |
エンジン:空冷4サイクルOHV 4バルブV型2気筒 |
総排気量:1670cc |
最高出力:90ps/4,750rpm |
最大トルク:15.3kg-m/3,750rpm |
初期インプレ
こうやって見ると…あまり大きいバイクに見えないなぁ。
ちなみに僕は両足カカトベッタリなんだよ〜ん!
(ちょっと自慢してみたかった 笑)
友人(バイクに詳しくない)がこのメーターを見て一言。
“このバイク、70キロしか出ないの?”
…んな訳ねーだろ(笑)。
アナログの外周はタコ、スピードは下のデジタル部に表示される。
シンプルで見やすく、結構お気に入り。
〜まだまだ続く。
個人的にはビミョーなデザイン。
メッキケースの小ぶりでシンプルなライトの方が好みだなぁ。
ライトの後ろの[首]が太い感じなのもイマイチ。
これだったらBMWみたいに思い切って[横]にしちゃった方がまだいいかも。
特徴的なライトのBMW K1200R。
インパクトあるよね。
僕の天使たち。
中期インプレ
ついに本領発揮OKとなり、自分の腕なりにMT-01の本性を探りつつあります。
慣らしの時とは印象が違った点を書いてみます。
1:圧倒的なトルク…には、贅沢だと思うのだが完全に慣れてしまう。
久々に知人の50ccのギア付き2サイクルに乗ってみたら、クラッチミートが嘘みたいにヘタになってた。
回転数を気にしないでただクラッチを繋げばいい…それに慣れ過ぎたみたい。
でも自分一人ではいいけど、タンデムの同乗者を気遣って本当に徐々にゆっくり発進・加速するには1速のアクセルワークとクラッチの繋げ方がシビア。2速に入ってからはそうでも無いんだけど。
1速と言うより、2速のフル加速は…最初正直怖いと思った。
加速感は薄いのに、気が付いたらとんでもなくスピードが出てる。自分の感覚とのズレが大きい。
エンジンの“頑張ってる”感が全然無いのが、そう思わせるのか。
普通はある程度回転が上がってきて、“キタキターー!!”って感じなのに、既に欲しいチカラはそこに在る。
それが2000rpm過ぎからトルクピークの3750rpmまでは殆どフラットに続く。
それ以上の回転は、ただ回っている感じで面白みには欠けるけど。
でも、[凶暴さ]は意外と無い。コントロール出来る“チカラ”。
足回りの秀逸さがそれを実感させているのかな。
ヤマハはコイツにマイルドな万人向けのいい調教をしたと思う。
1700ccの本当の“チカラ”は…こんなモンじゃ無いハズ。
2:サスはスピードレンジが上がるにつれて、違和感は無くなってきた。
設定がある程度高速向けに設定されているんだろうね。
遅い速度では突き上げを感じたリアも、ある程度スピードレンジが上がってくると、路面への追従性の良さを感じる。
リアの挙動を尻で感じながら走る。でも…OEMのタイヤは、ちょっとリアがグリップ感が薄い様な…。
何となく不安感を抱きながらクリップを立ち上がる。リアが少し滑るのを容認しつつ。
タイヤの寿命がきたら、違う銘柄にチャレンジしてみようと思う。
やはり、[マシュマロマン](古っ!!)がいいのかな(笑)。
ブレーキは、本当に素晴らしい。
フロントの効きとタッチの良さはこの車重のマシンをコントロールするのを躊躇させない。
自分の意思そのままに減速が出来、握力勝負!なんて事は無く、確実に止まれる安心感があるから、ペースを上げて行ける。調子に乗っていると、ストレートのエンドでとんでもなくスピードが出てる。
あぁ、自制心を持たなければ…。
3:音に関しては…走っていて殆ど意識しなくなっちゃった。
低速では聞こえるけど…ヘルメットがイカンのかな。ショウエイのジェット。久しくフルフェイスは使っていない。
鼓動感と空冷特有のメカノイズだけが聞こえる。
周波数的にあまり耳に付かない音域なのかな?他のバイクの方が、高回転域はそれなりの音が感じられた様な…。
でも停まっていてアクセルをあおると、やっぱりかなり音は大きい。
音よりもそれ以外のファクターの方が、自分の五感に印象が強いのかもしれない。
4:大きい声では言えないけど、高速で最高速…チャレンジしてみました。
とにかく加速は力強いの一言。3000rpm以降はアクセル開ければ怒涛の加速。でも回転の上がり方は割とダルだし、パワーのピークがイマイチ分からない感じ。
5500rpmがレッドだもんね。そんなにヒューンと吹け上がったら困るか(笑)。
トップで4900rpm位かなぁ…210km/hまでは確認しました。
小さめのスクリーンでも付けないとこれ以上は風圧で、伏せてても無理。その時タンクバッグだったしね。シートバッグ欲しくなりました。
エンジン的にはまだまだいけそう。車体も全く不安感が無い。
モトコのスポーツスクリーンが欲しいんだけど…高すぎる。小振りで上品なスクリーン(V-Max純正のヤツみたいな)がどこかから発売される事を切望します。